ART BATTLE ROYALE

「アートバトルロワイヤル」アーカイブサイト

 MAGIC ROOM???では、2010年6月からの2ヶ月間にわたってトーキョーワンダーサイト本郷でおこなった「アートバトルロワイヤル」展のスピンオフ企画として、ユーストリームを利用した討論番組(トークバトル)を計8回放送しました。

 この放送は試行錯誤の連続でしたが、常時500人以上の視聴者数を獲得することができるなど大きな反響を得ることができました。そしてその視聴者のなかに村上隆氏もいたわけです。当初はこの企画の内容について懐疑的なコメントを発信していた村上氏でしたが、回を重ねるにつれてその意図が伝わったのか肯定的な反応にかわり、最後の回には彼自身も自ら参加してくれました。とにもかくにもこの放送をおこなうことによって、より多くの方々にアートバトルロワイヤルという展覧会や、その意図について伝えることができたように思います。

 一部テクニカルな問題で観られなくなってしまった部分もありますが、この一連の放送は現在おこなっているMAGIC通信などのUST企画の原型をなすものであり、アーカイブ化して今後も観られるようにしました。

MAGIC ROOM??? 岡田 聡

アートバトルロワイアル ―オルタナティブなアートの地平を求めて―

世界は急速に情報工学化しその様相を激的に変化させました。そして当然アートもその変化に対応するように、その役割や意味を大きくかえざるを得ない時期にきているといえます。

今回MAGIC ROOM??? では、そんな状況に対応するかのように現れてきた7組のアートグループによるトークバトルを中心とした展覧会をおこないます。

当然のことですが彼らの活動を従来のアートのフレームのなかで考えても理解することは難しいでしょう。彼らを理解するためにはこれまでのアートフレームとは全く別な、新たなフレームが必要であることは言うまでもありません。今回の展覧会を通して、彼らの全貌を知ることとともに、その新たなアートにおけるオルタナティブなフレームを見つけることできればと考えています。

展示の方法としてトークバトルという方法を考えました。バトルと言っても勝ち負けを目的としたものではなく、それぞれのグループの表現内容をより鮮明にさせ、互いの交感をよりリアルに密にすることを目的としたものです。各々のグループにバトルといういささか野蛮なぶつかり合いをしてもらうことによってグループ内のプライベートな表現空間から、よりパブリックな広がりをもつ幾つものコミュニケーション空間が生まれ、そしてその重層的な空間のなかに必ずやアートにおけるオルタナティブな地平が、その姿を露にすると思っています。

なお今回の展覧会と同時にトーキョーワンダーサイト本郷で、彼らの作品展示を中心とした展覧会が開催されます。

MAGIC ROOM??? 岡田 聡